K’sセラピールームではアダルトチルドレンのカウンセリングを行っています。
アダルトチルドレンはカウンセリング(心理療法)で改善できます。
僕の胸には穴があいていた。
初めまして、心理カウンセラーの片山太郎です。
比喩でも、なんでもなく、本当に僕の胸には穴があていると感じていました。
穴にすきま風がビュービュー吹き込んできて、耐えられなかった。
子供の頃、いつも布団を丸めて抱っこして寝るか、うつ向けに地球を抱きしめて寝ていました。
そうしないと眠れないから。
今まで、多くの人にこの感覚わかる?って聞いてきましたけど、ほとんど誰も分からないんですよね。
過去に2人だけ分かってくれる人がいました。
よかった、僕だけの感覚じゃなかった。
僕はAC(アダルトチルドレン)でした。
ACとは、機能不全家族で育った子供という意味です。
つまり、上手に愛されて育てられてこなかったのです。
胸の穴とは心にあいた穴でした。つまり、寂しさです。
長らく、「寂しさ」ってみんなが共通してもっているものと思ってきました。
よくみんな耐えられるなぁと。
寂しさに潰されそうになるんです。
この寂しさをとても1人では抱えきれないんです。
僕は、この寂しさが全ての元なんだろうなと思っています。
あなたは心の穴を埋めるために何をしてきましたか?
そして、心の穴は埋まりましたか?
K’sセラピールームでカウンセリングを受けたアダルトチルドレンの方の感想
子どものころから常に焦り、恐怖を感じて生きてきました。・・・中略・・・絶対に治すと支え続けてくださる姿勢こそが私には本当にありがたいものでした。他人からの愛情が受け取れず、誰にも愛されないと信じていた私ですが先生が回復のために治療を続けてくれたこと、幸せを願ってくれることは愛情に他ならないと今は思えます。
私は子育てをきっかけに自分の生育歴がおかしいと思い始めました。・・・中略・・・初回は息もできないくらいに涙が流れ、頭痛もするほど気持ちがゆれ動かされましたが、片山先生のアドバイスによって段階をふんでセラピーに行くごとに回復に近づいてゆきました。
常に追い詰められているような焦りや、どんなにやっても終わりがない気持ちがあり、・・・中略・・・これまで沢山の精神科の治療も目にしていましたが、片山先生がなされる治療は全く他のカウンセリング等とは異なります。他では治らず辛い想いをされている方に、ぜひ受けて頂きたいです。
カウンセリングの基本の心理療法
当セラピールームでは条件反射制御法と暴露療法という心理療法を基本に行います。
カウンセラー片山太郎と条件反射制御法の出会い
2011年3月11日、東日本大震災があったあの日、記念すべき第1回 条件反射制御法研修会は、千葉県にある下総精神医療センター内でおこなわれました。
条件反射制御法という治療に対する期待のあらわれでしょうか、それとも、みんな現状の治療に限界を感じていたからでしょうか、大勢の参加者でした。
講義の内容も素晴らしく、目からウロコがボロボロ落ちて、今までの古い、非論理的価値観は全て変わっていったようでした。
そして、地震です。
ガタガタガタと揺れだしたと思ったら、その揺れはどんどん大きくなり、ついには立ってもいられなくなりました。
下総精神医療センターは震源地からは随分離れています。
しかし、僕が、今まで生きてきた中で、感じたことのない揺れでした。
死が頭によぎるほどの揺れと言っても大げさではなかったでしょう。
かなりの時間揺れが続き、収まったと思っても、すぐに余震が続きます。
もう、講義どころではありません。ついに、外に避難です。
しかし、平井先生は「中庭で青空教室をしましょう」と。
「冗談じゃない!」と怒鳴り出し、帰っていく人もいる中、中庭で青空教室が始まりました。
突如、ドーン!とあたりに爆発音がとどろき、講義をする平井先生の後ろから黒煙が上がっています。近くのコンビナートが爆発したのです。
しかし、平井先生は後ろを振り返ることなく講義を続けます。
僕は、この先生はとんでもないなと思いました。
一緒に来ていた医師とビックリしながら、
「世界を変える人というのは、こういうタイプの人間なんでしょうね」と噂をしていました。
平井先生は、あの震災の日に、余震が続き、コンビナートが爆発と黒煙を上げる中、講義を定時に終えるという離れ業をしてのけました。
当然、その日は帰れる訳もなく、次の日、乗車率200%の電車に乗り、時速30キロでゆっくりと帰省しました。
2011年3月11日という日は、地震もそうでしたが、平井先生という存在、条件反射制御法の講義の内容、とにかく僕にとっては生涯忘れえぬ日となりました。
あの日は、僕の中でも激震がおきた日なのかもしれません。
アダルトチルドレンとK’sセラピールームのカウンセリングの相性
わかっちゃいるけどやめられない行動を改善していく
条件反射制御法は「わかっちゃいるけどやめられない行動」に対して有効な心理療法です。
- 人と目を見て話ができない。
- 人前で話をしようとすると緊張する。
- 集団が苦手。
- 布団から、家から出たくない。
- 人が苦手、でもさみしい。
- 急に気持ちが沈んでしまう。
- なんか知らんけど、イライラしてしまう。
- イライラして、人を傷つけてしまう。
このような人たちが世の中には多くいると思います。
みなさんの周りにも1人か2人いるのではないですか?
もっとたくさん「私の周りは、ほとんどの人がそうだ!」という方もいると思います。
自分自身はどうでしょうか?
「もっとこうした方がいいよ!」「もっとこう考えたほうがいいんじゃないの?」とアドバイスを送ったこともあるのではないですか?
それとも、言われたことがあったりしますか?
その人は変わりましたか?自分自身は変われましたか?
言われた方はこう思っているのではないですか?「そんなこと言われなくてもわかっとるわ!」と。
本当はもうとっくの昔にわかっているんじゃないですか?
本当はそんなことしたくないし、言いたくないと。
でも、わかってるんだけどできないんじゃないですか?
そうです。
これらも、わかっていてもやめられない行動なのです。こういった、いわゆる生きづらさも心理療法の対象にしています。
生きづらさについて
生きづらさは、生まれながらの気質ではありません。ましてや性格でもありません。
僕は、生きづらさというものをカウンセリングの対象としています。
生きづらさとは、結局、性格や意志の問題であり、気質的な、変わりようのない問題のように思っている人がほとんどだと思います。
生きづらさは、性格ではなく、気質でもなく治療可能なものであるということをお話ができればと思います。
生きづらさとは
まず、生きづらさというものが定義として、ふわっとしていますが(笑)。
人間関係が苦手な人と言えば分かりやすいでしょうか。
人が苦手な理由は人それぞれでしょうが。
人の目が気になるとか、あるいは、人の言うことを気にしすぎる、傷つきやすいとか。
人(例えば男性・女性)が苦手・怖いとか。僕もそうでしたが、対人緊張があるとか。
あるいは、イライラ、怒りを感じやすいとか。
人と上手く交われない、人付き合いが下手、人と距離の取り方が分からない、社会に上手く馴染んでいない気がするだとか。そんな感じです。
他には、特定のものが怖いとか。ホラー・戦争映画・サスペンスが怖いとか(これはあんまり困らないが)、あるいはニュースが怖いとか。高いところが怖い(瀬戸大橋が渡れない)とか。夜が怖い。寝るのが、あるいは寝ないと怖い。虫が怖い、爬虫類、両生類が怖いとか(これも、ものによったらそんなに困らない)。採血・注射が怖いとか(場合によっては命にかかわりますね)。
特定の場面で緊張、ドキドキ、不安になるとか。電話の受け答えに緊張するとか。人前で話(会議・スピーチ・講演)で緊張してしまうとか。車の運転をすると緊張してしまうとか。彼氏と連絡がとれないと、たちまち不安になるとか(これが原因で別れてしまうとか)。
あとは、人がいないと不安、寂しさを感じるとか。
あるいは人がいると苦しいとか。
まあ、こんなところかなあと思います。
生きづらさの原因
原因は過去です。
ほとんどは過去のトラウマといってよいでしょう。
もっと根っこにあるものは、親子関係が原因です。
幼少期の、ほんの少しの、愛情のボタンの掛け違いでも、人の人生は大きく揺らいでいくものなのです。
「3つ子の魂100まで」とは、よく言ったものです。
本能レベルに刷り込まれているものと言えばよいでしょうか。
人間の脳は二重構造
脳には自分の考えとは別の駆動があるのです。
人間の脳は、動物の脳と違って、二重構造です。
大脳皮質(理性)と大脳辺縁系(本能)です。ザックリと分けると、その二つがあるのです。
僕は大脳皮質(理性)こそが性格であると思っています。
だから、時々、理性と本能がぶつかり合うと感じたり、自分の頭の中で2つの考えがせめぎ合っているのを感じたことがある人が多くいるのではないでしょうか。
例えば「ダイエットしたいけど」と言いながら、甘いものを食べてしまうとかね(笑)。
さて、甘いものを食べたいという思いと、痩せたいという思い。どっちが本当の心でしょうか? どっちも本当?
僕はダイエットがしたいが本当の心だと思っています。
なんにせよ、セーブが効かなくなってしまうまで食べ続けている人がいたとしたら、どうでしょうか?
成人病で死ぬと言われているのに食べちゃうとかね。
そこまでになっちゃうとバランスが崩れているのが分かるのではないでしょうか?
本能と理性のバランスが崩れているのです。
ね、生きづらいでしょ?
生きづらさは治る。
人間本来の姿は、不安や孤独感、寂しさ、恐怖、怒り、緊張がないのが普通です。
おぎゃあと産まれた赤ちゃんに、そんなものはないということです。
なぜ生きづらくなったのか?原因は家庭環境です。
それが、スタートで、連動していくのです。
実は、僕も生きづらさを抱えて生きてきました。
僕も、両親の関係が悪く、その中で育ったため、人の顔色をうかがうような人間となりました。人が怖い、人が気になる。人の目を見て話をすることができなかった。人ごみが苦手。田舎の人はよく見てくるので、田舎が苦手となったり。そして、いじめられたり、いろいろな人間関係の問題を抱えやすくなっていきます。
連動していくのです。
当然ですが、僕は自己治療しています。
生きづらさとは、トラウマです。あの時できた心の欠損です。
トラウマは本能にすり込まれたものです。あんな怖い思いは二度としたくないと、脳に刻まれた記憶です。
それがあるため、理性が効かなくなるのです。
理性で本能のコントロールができなくなっているのです。
本能のエラー、生命のエラーといってよいでしょう。
変わりたいと思っているのに、本能のエラーで変われないとあきらめているなら
もう一度変わりたいという気持ちに焦点を当ててみて下さい。
僕は変わりたいと思っている人は、簡単ではありませんが必ず変われると思っています。
本能のエラー、トラウマ。それを心理療法で改善していくと言いましたが。
トラウマ治療は実は、エビデンス(根拠)がハッキリしています。
アメリカの精神学会もイギリスの精神学会も暴露療法をすれば、トラウマは消えるよと言っています。
つまり、不安感も、恐怖も、緊張もなくなるということです。
ただし、トラウマの治療で有名なのは、EMDR(眼球運動による脱感作 と再処理法)、PE法(持続暴露法)がありますが。どちらも不完全だと思っています。
正確には、方法はEMDRでもPE法でもいいのだすが、ほぼ、「生きづらさ」をトラウマとして治療ターゲットにしていないように思います。
僕は、メンタルヘルスを扱う上で、生きづらさは絶対に改善しなければならないものであると確信しています。
なぜなら、うつ病や不安障害など精神疾患のベースにあるのは生きづらさであるからです。
方法は、EMDRでもPE法でも、なんでもいいです。根こそぎ治さないと治らないというのが僕が長年やってきて、たどり着いた答えです。
条件反射制御法という最新の心理療法も根本にある理論は同じです。
K’sセラピールームのカウンセリングで変わりたいと思った自分と向き合っていきませんか?
1人で向き合うのが難しいからこそ、僕というカウンセラーがいるのです。