僕の胸には穴があいていた。
比喩でも、なんでもなく、本当にそう感じていた。
穴にすきま風がビュービュー吹き込んできて、耐えられなかった。
子供の頃、いつも布団を丸めて抱っこして寝るか、うつ向けに地球を抱きしめて寝ていた。
そうしないと眠れないからだ。
今まで、多くの人にこの感覚わかる?って聞いてきたけど、ほとんど誰も分からないんですよね。
過去に2人だけ分かってくれる人がいました。
よかった、僕だけの感覚じゃなかった(笑)。
僕はAC(アダルトチルドレン)だという話をしてきました。
ACとは、機能不全家族で育った子供という意味です。
つまり、上手に愛されて育ってきていこなかったのです。
胸の穴とは心にあいた穴でした。つまり、寂しさです。
長らく、この寂しさってみんなが共通してもっているものと思ってきました。
よくみんな耐えられるなぁと。
寂しさに潰されそうになるんです。
この寂しさをとても1人では抱えきれないんです。
僕は、この寂しさが全ての元なんだろうなと思っています。
あなたは心の穴を埋めるために何をしてきましたか?
そして、心の穴は埋まりましたか?