「精神障害者」という壁

精神障害者は壁の向こう側の人なのか?

「悪い子は〇〇に連れて行くよ」

〇〇には、岡山の某精神科病院の名前が入ります。
僕らが子供の頃には、親にこのようなことを言われて育ってきたものでした。

僕が精神科病院に入職した時にも、金網に囲まれた病院で、金網の上には鉄条網が巻いてあり、脱出ができないようになっていました。
精神科とは20年前まで、そういったものだったのです。

今回のテーマの通り、精神障害者はずっと壁の向こう側の人だったのです。

それから、QOL(クオリティーオブライフ)=人生の質、人間らしい自分らしい生活を送ること、とか。
ノーマライゼーション=障害者も健康な人と同様の生活ができるよう支援するべきという考え。
とか言われるようになって、さすがに鉄条網はなくなりましたが。

当時、といっても20年前の話ではあるが、精神科病院の中には、どういった精神病の人達がいたか。
それは、多くは、統合失調症という病気の人達です。

統合失調症という病気は、国籍、肌の色の違いなく、人口の1%、100人に1人が発症する病気です。

この統合失調症という病気が、そのまま精神科病院の歴史といっても過言ではありません。
今も入院患者のほとんどを占めるのが、統合失調症という病気の方です。

しかし、その風景も随分と様変わりしました。
非定型抗精神病薬(新しい抗精神病薬)というものが1996年以降、発売されだして、少ない量の薬で、約7割の人が寛解(症状が減り安定した状態)するまでに至りました。

つまり、多くの統合失調症を抱えた人たちが、普通に社会で生活できるようになったのです。素晴らしいことです!

では、精神科、心療内科への入院患者や外来患者は減ってきているのかといったら、そうではありません。
これは厚労省のデータですが、医療機関に受診する精神疾患患者の推移はH8、218万人だったものが、H23、320万人に増えています。
入院患者も、QOL、ノーマライゼーションといって病床数を減らす方向で頑張っているのにもかかわらず、ほぼ横ばいの状態が続いています。

おかしいですね。
統合失調症の方の絶対量は人口に比例するので、あまり変化はないはずです。
それどころか、寛解するようになったので、入院患者に至っては減ってきているはずなのですがね。

それは、代わりに激増した病気があるのです。
それが、うつ病です。

気分障害=うつ病という病気が急増してきたのは2000年からです。
1999年にSSRIという新型の抗うつ薬が処方されるようになって、一気に増えたのがうつ病です。

いい薬が発売されて、逆に病気の人が増えるとはこれ如何に?ですね(汗)。

知ってる人は知っているのだが、SSRIという薬は依存性が高い薬です。
一度、処方されると、なかなか減薬、断薬が難しい薬です。
そのために、多くが精神科の子になってしまったというワケです。いわゆる、クスリ漬けですね(汗)。

とは言え、精神科・心療内科に受診しなければ、SSRIも出されずに、クスリ漬けにもなることもないでしょう。
なぜ、多くが受診したのでしょうか?

それは、苦しかったのは大前提ですが。この頃、流行ったキャッチコピーがあるんですね。
それが「うつは心の風邪」ってやつですね。

いいキャッチコピーですね。これによって精神科というものの壁がう~んと低くなったのでしょう。
そして、心療内科が駅前には、溢れかえっていると…(汗)。
今や、うつ病の生涯発症率は男性で13人に1人、女性では、なんと7人に1人がうつ病になると言われています。

さあ、今回のテーマ精神障害者は壁の向こうの側にいる人なのか?という話ですが。
もはや、誰しもが、ある日、気づかずに、突然に壁の向こう側に行ってしまう。そういう時代なのかもしれませんよ。

誰も、メンタルヘルスの整え方も分からない。精神病になったら壁の向こうで、もう帰ってこれない…。
そんなことは、ないんですよ。
僕は、こんなこと、すべてが、デタラメで間違っていると思っていますよ。

壁

精神障害者という言葉のイメージ

発達障害、人格障害、感情障害、不安障害、物質使用障害‥

これらが、ICD(国際診断基準)で国際的に決まっている病名です。
精神障害者です。障害です。

みなさん、障害っていう言葉のイメージはどうですか?
なんか、えらい壁を感じませんか?嫌な感じですよね(汗)。

障害ですから、ハンディーキャップがあるということですが。
一度、精神障害者になったら、戻ってこれないというイメージが湧きますね。

そんなこと、ないんですよ。

僕が条件反射制御法の学会に参加した時に、平井愼二 医師は「ICD(国際診断基準)はかなり塗り替えられるだろう」と言いました。
それは、上記の病気の分類、そのものが変更が必要であるということです。

そして、条件反射化された病気は、すべて治ります。
僕は上記の病気の中で、感情障害(うつ病など)、不安障害(パニック障害など)、依存障害(ギャンブル依存症など)は治ると思っています。
さらに、人格障害なんて、力ない治療者が人格に問題があるとレッテルを貼って、安心するために作った病気である、ぐらいに思っています。

血液型で人格が分かると思っているのは、日本人だけです。
エセ科学です。僕は、人格障害もただのレッテル貼りだと思っています。エセ科学です。

性格なんて、ランダムな感情の変化によって、いくらでも、コロコロ変わりよるわ、と思っています。
性格なんて環境によって、いくらでも変わりよるわと思っています。

そして、発達障害。

これも、最近は、KYな人間を見つけては、アスペ(アスペルガー症候群という発達障害の一種)だとレッテルを貼って、自分はそうではないと線を引き。壁ですね。
こんなものは、ただの排他主義、差別ですよ。
それは、置いといて。きっちり、診断がおりた発達障害も僕は、治ると思っています。

発達障害については、僕の意見を、ここでハッキリ言っておきます。
発達障害は誤診断、過剰診断が多すぎると思っています。
味噌も糞も発達障害にするんじゃあないと思います。

僕は、そもそも依存症が専門ですが、その中で、看護師や医者が、バックヤードで、依存症の方たちをなんと言っていたか。

「ここ(依存性病棟)には、ボーダー(境界型人格障害のこと)しかいない」
「あれは、P(PDD=広汎性発達障害のこと)だから」

僕は、いっっっっも「ふっざけるな!」と思っていました。
依存症は、対象行動に対する、のめり込みが症状です。
だから、広汎性発達障害ものめり込みがあるから、そうだと思うのでしょう。

はぁ?です。
では、なぜ、動物にも依存が起こせるのでしょうか。
実験に使った動物が、たまたま全部、発達障害だったのでしょうか?

依存症は、対象行動をやめたら禁断症状により、一時的に攻撃的になったりします。
それを指して人格障害だという訳です。

はぁ?です。
この症状を遷延性退薬兆候(禁断症状が長引いている)と言って、禁断症状が3~6ヶ月続くことがあるのです。
そんなこと、ちょっと勉強したら分かるだろうに(汗)。こんなの、ばっかりですよ。
無知、不勉強、力不足の人間は人格障害と発達障害のレッテル貼りに一生懸命です(怒)。

実際に、某中核病院の医院長が人格障害と診断をつけた人も治りました。
心理テストの結果、広汎性発達障害と診断がついた人も治りました。

発達障害に至っては、全員が治るとは、奢ったことは、さすがに言いません。
でも、依存症や不安障害を治していく中で、治った人がいるのは事実です。

K’sセラピールームは、一応、統合失調症以外のメンタルヘルスの問題はすべて治療対象にさせてもらっています。
それは、だいたい治ると思っているからです。

壁なんてないんです。この精神障害という壁は、僕が壊してやります。

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