心の傷は自然治癒する。自然治癒のシステムを知っておきましょう。

 

今回は、心の傷は自然治癒するということをお話ししたいと思います。

「えっ、心療内科や精神科に行かなくても、この苦しいのが楽になるの?」
「その通りです」
「ひょっとして、K’sセラピールームに行かなくても治るの?」
「よく気がつきましたね!その通りです!」

今回の話しは僕にとってはマイナスかもしれませんが、全然、かまいません(笑)。
これを、読んでくれる、あなたが楽になればね。
前に、日本の精神科医療の限界という投稿を書いたのですが、実は、そこでも同様のことは書いていたのです。

薬は回復に効果はない、治っているのは自然治癒しているだけであるということです。
トラウマ、心の傷、または依存の衝動、欲求は自然治癒するのか?

心の傷は自然治癒する。

これは、なんとなくみなさんイメージがつきやすいのではないかと思いますが、例えば、誰しもが経験するであろう失恋。どうですか?
そりゃあ、失恋のショックを長年ひこずる人はいますが、さすがに何年と長引く人はまれでしょう。
そこまで長引く人は、失恋というより、浮気されたとか、別の理由、トラウマ的な理由があるのではないでしょうか?

トラウマもやはり、心の傷ですから、時間はかかるが、経過とともに、そのショックは和らいでいきますね。
その他にも、パニック障害、うつ病でも、安静にしていれば、自然治癒していくものです。

トラウマ治療は暴露療法だと言いました。暴露とはトラウマの想起です。

苦しい思い出を、時々、思い出して、身悶えて、それを繰り返していけば、そのうち楽になっていくというわけです。

それと、自然治癒するには、環境がいりますね。
新たな苦しみを足さないということです。
パニックが起きていたり、うつ状態になっているのに、新たな苦しみや負荷を加えたら、安定はしませんね。

 

自然治癒には、この2点が、非常に大事になってきます。
苦しみの想起と反芻。そして、新たな苦しみを足さないということです。

回復までの時間は、僕のイメージでは治るには2~3年がアベレージではないでしょうか。

うつ病でもパニック障害でも、大失恋でもトラウマ的なことでも良いですけど、自然治癒している人はそのぐらいの目安で回復していっているはずです。
こういうことが、なぜ言い切れるかというと、臨床で見てきたからです。
とりわけ、依存症の世界では回復の目安は3年であると言われています。
アルコール依存症だと、3年断酒したら、だいぶ気分的に安定してくるし、欲求もかなり低下するということです。

いつも言っていますが、僕は全て同じものさしで考えています。
すべては、条件反射であるということです。トラウマも依存症も条件反射です。

すべてが、安定するまでに2~3年かかるということです。

想起と反芻、そして、新たな刺激を入れないということです。
苦しみの場合は、新たな苦しみを入れないこと。
依存の場合は、新たに依存行動をしないこと。

それが、継続できれば、少しずつ、自然治癒はしていきます。

 

メンタルヘルスの病気において、
自然回復していく人の割合はどのくらいなのか?

「え~全員が全員、回復するんじゃないの?」
たぶん、苦しい人達が自力で回復していくのは少し難しいのではないかと思いますよ(汗)。

トラウマの人は新たなトラウマ的苦しみを重ねないということが大事だし、依存症の人は再使用をしないという前提が大事だからです。
そして、向き合うということをしていかないと、回復までに本当に時間がかかります。

おそらく、一生かかっても回復しないといっても、けっして大げさではないでしょう。

僕は、自然回復していく人の割合は、病気、もしくは苦しい人全体の3割ぐらいだと思っています。
ひょっとして、3割に足りないぐらいかもしれません。
この3割という数字は、けっこう信ぴょう性が高い数字ではないかと自負しています。

なぜなら、依存症という病気のデータの中には、回復率3割、もしくは3割いかないというデータがよく出てくるからです。

依存性病棟で治療を受けると、一般的に回復率が3割満たないぐらいです。
アルコール依存症、ギャンブル依存症の回復率はそんなものです。
違法薬物の依存や、クロスアディクションの人(複数の依存を持つ人)はもっと回復率は低いでしょう。

なぜ、そんなにも回復率が低いのか?
というより、僕の考えは、よく3割近くも回復しているなという感じです。
僕は、2ヶ月から3ヶ月、入院してもその中に、効果的な治療があるとは思っていません(ずっとそこで働いていたくせにね)。

多くは、それぞれの自然治癒力により、自然回復しているだけだと思っています。

昔、アルコール依存症の治療において、罰を与えるという治療をしていた時期がありました(今もやっている所はあるかもだけど)。
抗酒剤という、お酒が飲めなくなる、体質改善薬を飲んだあと、お酒を飲ませて苦しませるとか。
お酒を飲んだあと、回転する椅子の上に座らせて、吐くまでグルグル椅子を回すとかね(汗)。
けっこう非人道的な治療があったワケですよ(今もあるかもだけど)。

それで、回復する割合は、今の認知行動療法という心理療法を中心にした治療と、ほぼ一緒という(汗)。
やはり、3割に少し満たないぐらいの回復率です。

こんなデータは山ほどあります。
例えば、摂食障害も自然に回復する割合は3割と言われています。
禁煙治療もそうです。禁煙外来で治療をドロップアウトする人も合わせると、回復率は3割だと言われています。

そして、おそらく、うつ病や、パニック障害などの、その他のメンタルヘルスの病気も自然回復率は3割ぐらいかなと僕は思っています。そこら辺のデータは、収集してないので分かりませんが、そんなもんだろうと思っています。

誰かデータがあったら下さいな(笑)。

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