時々、お客さんから、下記の質問をされます。
「私は変わる気が無いのですけど・・そういう場合はどうしたらいいですか?」
僕の答え:「あなたが困っていないのなら変わる必要はないと思いますよ。」
・・みなさん「え~~そんな人いるの?来るの?」と思うかもしれませんが・・。時々、何かの拍子に、そんな感じの方が来られることがあります。当然、苦しんでおられるから来たのだと思うのですが・・
苦しんでいる=治りたいとか、変わりたいでは無いのかもしれませんね・・。
たぶん、そういう人はニーズが違うというか・・・僕とは違うカウンセラーの方がいいのかなあと思います。
ただ、話を聞いてもらいたいとか。愚痴を聞いてもらいたいとか。そんな感じかなと思ったりします。話を聞く、それ自体、意味がないとは全然思いませんが・・回復の為に何の話をするのかが大事なので・・
ただ話を聞いてもらいたいなら、“来訪者中心療法”と書いてあるようなところがいいのではないかと思います。しっかり“傾聴”してくれるのではないかなと思います。
あくまでも、僕のところは、苦しみをとるため、回復するために何を話すのかという場所。変わるために、回復するために何をするのか・・という場所だと思っていただけたらなと思います。
「変わるのが怖い」という人は変わる気がない人とは違う
それと似たような感じ、でも全然違うのが「変わるのが怖い」という人ですかね。
メンタルで苦しんでいる人はみんな怖がりですからね・・・。そういう気持ちはよく分かりますが・・・
僕も、治療する側でなかったら、自己治療しなければならないと強く思わなかっただろうし。ひょっとしたら、あのまま苦しみながら、自分を傷つけ、人を傷つけ生きていただろうな・・と思いますし。そもそも、精神科の道に入らなければ、自分が苦しんでいるとか、自分が変だとか、そういうことさえも、気付けなかったかもしれないですし・・。
とにかく、変わるのが怖いから「変わりたくない」というのなら気持ちは分かります。気持ちは分かりますが・・僕は、このまま苦しんで生きる方が怖いと思っているし、変わらない方が怖いとは思っています。
ですから、そんな人たちに対しても、僕の答えは一緒ですね。やはり、変わりたいか変わりたくないか、回復したいか回復したくないか、自分の人生の答えは自分で出さなければならないですね。
自分の人生は、他人が決めることでは無く、自分で決めなければならないですね。そのように思います。
苦しいから・・変わりたい、治りたいというのなら、力になれると思うので来ていただけたらと思います。