強迫性障害

強迫性障害は不安障害という病気の一つに分類されます。

強迫性障害の成り立ちと症状

強迫性障害とは、まず、人によっては些細なことであっても、恐怖感や不快感を感じるようになり、それが頭にこびりつき、ぬぐえない状態となります。これを、強迫観念と言います。
強迫観念から回避するために、同じ行動を繰り返しおこなうようになります。これを、強迫行動といいます。どのような、強迫観念と強迫行動かは、強迫性障害者によって様々です。

例えば

  • 潔癖症とも言われる、不潔恐怖・洗浄脅迫。
  • 家の鍵や、ガスの元栓などの確認行為。
  • 自分が被害者に、あるいは加害者になるのではという、被害・加害恐怖。
  • 自分が病気になってしまうのではないか、あるいは自殺してしまうのではないかという、疾病・自殺恐怖。
  • 収集癖とも言われ、最近ではゴミ屋敷で有名な、保存強迫などです。

また、人によっては、これらの症状が同時に出ることもあります。

原因

強迫性障害は生物学的、心理学的、社会的に原因があるといわれています。しかし、強迫性障害のメカニズムは未だ解明されていません。

K’sセラピールームでは、強迫性障害は強迫観念からの回避行動(強迫行動)であると考えています。そして、強迫観念の原因は過去のトラウマのためであると考えています。

治療

強迫性障害の治療には、抗不安薬や抗うつ薬といった薬物療法をおこないます。
しかし、抗不安薬や抗うつ薬は薬物依存性があり、服薬が長期間となれば、減薬・断薬は困難となります。処方薬に対する依存ができると、やめられなくなるだけでなく、症状が固定されていきます。
アルコールなどの依存性の強い物質を同時に摂取すると、強迫性障害はさらに固定・強化されていきます。

専門家の指導のない減薬・断薬は危険なのでやめて下さい。詳しくは処方薬依存症の項目を見て下さい。

Ksセラピールームは、薬物療法を否定するわけではありません。
処方薬があったから今まで生きてこれたという側面もあるからです。抗不安薬や抗うつ薬は、例えるなら、整形外科で痛み止めを出してもらうようなものだと思っています。その時、痛みは消えるが根本に効いていないということです。痛みが消える代わりに、無理をして患部がより悪化することもあるということです。強迫性障害の根本にあるものはトラウマです。

強迫性障害の治療で一番効果があるのは暴露反応妨害法という治療法です。
しかし、日本では暴露反応妨害法が受けられる病院があまり多くありません。また、その治療には苦痛が伴います。
また、強迫観念や強迫行動のみの治療をおこなっても、強迫性障害は完全によくなりません。繰り返しますが、強迫性障害の根本にあるものはトラウマだからです。

Ksセラピールームは強迫性障害に対して、条件反射制御法、簡易PE法という心理療法を用いてアプローチしていきます。
条件反射制御法は、恐怖感や不快感といった気持ちを落ち着かせ、強迫行動そのものをストップさせるために使います。また、条件反射制御法でも暴露反応妨害法と近しい治療をおこなっていきます。
しかし、暴露反応妨害法よりも、比較的苦痛なく、速やかに回復していく治療です。

簡易PE法はK’sセラピールームオリジナルのトラウマ治療です。トラウマ治療といっても構えなくても良いです。無理せず、少しずつおこなうことで、比較的苦しまずにトラウマを浄化できるようにしてあります。