苦しみの条件反射

 

癖や依存症はすべて快楽(報酬)による行動の強化、条件反射であり、そのためわかっていても反応してしまうという話をしました。

しかし、K’sセラピールームで治療の対象としているのは、生きづらさ、うつ、パニック障害などです。
これらも、こういう風に生きていけたらいいのになと思っていても、生きられない。わかっていてもやめられない行動なのです。

なぜこれらの行動も強化され、条件反射化されるのかというと。
生命の行動は大別して快楽(報酬刺激)による行動の強化と苦しみ(嫌悪刺激)による行動の固定化と2つあるということです。

例えば、パニック障害の人で、広場恐怖という人ごみに行くと、動悸がして、パニック症状をおこすというのがあります。
しかし、同じパニック障害でも人ごみは落ち着くという人もいます。
反対に、一人になるとパニック症状をおこす人もいるのです。

前者はパニック障害の中でも教科書的でわかりやすいかもしれませんが、後者がなぜそうなるのか説明出来る人は多くいないのではないかと思います。

答えは前者は人嫌いです。
前者は両親の精神的、肉体的虐待があったことを強く疑います。
後者はさみしさです。
後者は両親が離婚するなど、幼少期に寂しい思いをして育った可能性が強いです。

そのため、同じパニック障害においても発症の引き金が違うのです。
苦しみ(嫌悪刺激)の強化、その原因によって当然、症状も変わってきます。

人間は、いや生命は不思議ですね。

もう少し理論的な話をしなければならないので、もう少しつづく。

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