前回、愛着障害や不安型・回避型の説明をさせていただきました。
しかし、なぜ、不安型、回避型という愛着スタイルの話が恋愛・婚活市場で広がっていっているのだろうか?
それは、不思議なことに、不安型と回避型という、この真逆のタイプが引き合うからです。
今回は、そのことについて詳しく説明していきたいと思います。
僕は、10年以上、カウンセリングをしてきていますが。
やはり、お客さんのほとんどが不安型の方が多いです。
回避型の人って、あまり記憶も無いし、苦しさも無いし、カウンセリングっていう話をする場には来ないですよね。
その分、精神科の依存症の病棟。特にギャンブル依存とか窃視症とか、そういう依存症の人は回避型の方がほとんどな印象を持ってきました。
それは置いといて、不安型の話は男女の悩み多いワケですよ。
彼氏が彼女が、夫が妻が、こんなんでどうしよう?どうやったらうまくいくか?とか。寂しい、苦しいと。
そんな感じですよね。
それで、効果的なカウンセリングをしていくことによって安定していく。
それぐらいのタイミングで「ウチの彼氏も、旦那もおかしいので。みて欲しい」と言ってくる。
ちょっと余談ですが、不安型の方は、人を変えたい、人に変わってもらいたい人が多いですからね。なんせ親を心配し、親に変わってもらいたかった人たちですから。
で、そうですよね~って診ることも多いです。
診たら、見事な回避型。そんな感じですよね。
なんで、この回避型、不安型のカップル、夫婦が多いのでしょうね。
僕の両親も父親がアル中で(回避型)、母親は共依存の(不安型)だからね。
ホント、大変ですわな。
理由は何個か思うのですが。
まずは、不安型というのは、子供時代から受け皿になってきていますから。親の愚痴を聞かされてきたり。心配してきたり。それで、たくさん我慢してきて。
それで、傷ついたエピソードもたくさん覚えててね。
だから、無尽蔵に話を聞いてもらいたいんですよ。
その受け皿になるのが回避型になることが多いです。
回避型は子供の時から聞き流す癖というか、そういうのがついているから。結構、聞けたりするんですよね(聞いてないけど)。
そうしたら不安型の人は、親は聞いてくれなかったのに「すごい良い人!結婚したい!」となるわけですよ。
それで、結婚して、ずっと話をしていたら。ある日「アレ?話をずっと聞いてくれていい人かと思ったら、何にも聞いてないじゃん!」って気づきだして。
それで、また不安定になって。
回避型は回避型で、根本的には誰も興味持ってかかわってくれてない家庭で育っていたりしますから。一生懸命ひとりでゲームして。
それで、興味持ってくれる人がいたら、そりゃあ嬉しいですから。
自分からはいけないけど、向こうから積極的に来てくれるから嬉しいワケですよ(ちょっとウザイもあるけど。ここら辺が回避型なので)。
見事に、2人のニーズがあってお付き合い、あるいは結婚という形で成就するわけです。
こういうのが黄金パターンですね。
それと他に理由を2つほど付け加えると。
まず、シンプルに寂しかったり、同じような傷があるから引き寄せ合うということ。
「同じような家庭だから分かり合えると思った」とか、よく聞きますね。
あとは、よく「安定型の人は好きにならなかった?」って不安型の人に質問するけど。
やっぱり「安定型はキラキラしていて、自分にはそぐわないと思った」とか「安定型と付き合ったことあるけど、そこまで好きにならなかった」とか、そんな話を聞くことが多いです。
そんな理由で、なかなか苦しい関係にハマっていく。
僕はよく、永遠の“片思いを生きる”なんて言うけど、そういった苦しい関係になっちゃってるんじゃないかなと思います。
当然、稀に、安定型のパートナーを見つけている人もいるが。
それは、素晴らしいです。奇跡です。
心から良かったなと思います。
そういうことで、なぜ不安型、回避型が引き寄せあって、惹かれあってしまうのかという話でした。
ぜひ、参考にしていただいて、安定型のパートナーを見つけて幸せになっていただきたいなと思います。
それが、叶わない。
そんな人から好きになってもらえない。好きになれない。
あるいは、すでに苦しい関係にハマって抜け出せない。
そういう人は、是非カウンセリングに来ていただけたらと思います。
大丈夫。ちゃんと幸せになれるから。…たぶん。絶対とは言い切れないけど。
そんな感じです。

