苦しんでいる人が一番辛いのは、正論を言われること

うつ病の人に「元気を出して」とか「頑張ってください」なんて言葉を言うことってタブーですよね?

でも、不安障害の人に「気にしすぎだよ。そんなに気にしすぎないで」とか。依存症の人に「そんなことしたらいけないよ」とか・・言っちゃいそうですよね・・・

でも、苦しんでいる人を一番追い詰める、一番辛くさせるのが、こういう当たり前の言葉というか・・分かっていること、正論、一般常識みたいなものだと思います。

指さし

例えば、うつ病の人に「元気を出して」とか、「頑張って・・」というのがなぜダメか分かりますか?

それは、元気が出ないから「うつ病」なのですから・・。頑張ってきてボロボロになった人が「うつ病」なのですから。元気を出してと言われても、元気は出るわけがないし。頑張ってと言われたら「これ以上、頑張れって・・。もう、頑張れないよ・・」絶望してしまうでしょう。

 

不安障害の人に「気にしすぎないようにしましょう」とか・・。いや、気にするから不安障害ですから。

依存症の人に「そういう行動を減らすか、控えてください」とか・・。いやいや、やめられないし、減らせれないから依存症ですから。ってことですね。

 

精神的に苦しんでいる人たちを苦しめる言葉は、分かっていること、当たり前のことを言われること、正論、一般常識・・こういう事を言われることが一番、辛いのではないかと思います。

分かっていることを言われるのは辛いものです。これは、健常な人でもそうだと思いますよ。

 

でも、そもそも、自分に問題がないと思っていたり、その人が、自分の問題を分かっていないとしたら?

そういう時はどうしましょうかね?僕も、ものすごく、困ってしまいますよね・・・

だって、あなたにはこういう問題があるよね?って普通のことを言ったら「傷ついた」とか「腹が立つ」なんてことになるからです。

 

まあ、自分には問題がない。人や社会に問題がある。今の自分は幸せだ・・なんていう人。そんな人は僕のところに来ることは、ほぼないですから。

誰かに連れて来られた人の中で、たま~に「私には問題はない。苦しんでもいない。病気でもない」「私は変わる気はない」なんて人が来たりしますが・・。

そういう人は来ても意味がないというか・・。せいぜい「そうですか・・」ぐらいしか僕も言えないですよね・・・。

 

それでも、意外と自身の問題を分かってないという人が多くて・・・

前に「分からない」という事が一番の症状だ・・みたいなことを言いましたが、意外と自分では気づけない、分からないことの方がたくさんありますからね・・・。

こういうのは、気づけれるように話を聞いていくし、できるだけ優しく、丁寧に伝えていきますが・・できれば、自分で気づいていただきたいところではありますね。

 

難しいですよね・・・

分かっていることを言ったら、傷つくし、自分を責めるし・・。分かっていないことを伝えても、拒絶したりね。実は、もう頭では分かっていて「そんなことは分かっている!」なんてお叱りを受けたり・・(汗)

 

例えば、不安感が強い人コロナが不安な人がいるとしましょう。

その人は、家から出ることも怖くて、県外に出るなどもってのほか!みたいな。どう考えても生きにくいのですが・・。

こういうことが、なんでここまで気になるのか・・と自覚がある人は、僕のところに来て話をすることもたくさんあると思いますし。

「コロナだから不安なんだ」で考えが固まっている人は、そりゃあコロナが落ち着かないと不安は消えないという話にしかならないですし。

「普通は、そこまでコロナを恐れないと思いますよ」って伝えたら「私を異常扱いした!」と怒る人もいるだろうし。

結局のところ、自分には問題があるという自覚があるかどうかだし。「普通の人は、ここまでコロナを恐れていないよね?」っていう普通の人の感覚と自分の感覚がズレていることをちゃんと理解しているかどうか・・こういう自覚というのが、まずは大事にはなりますよね。

ビックリマークと彼女

なんにせよ、うつ病の方に「頑張って」とか、不安障害の方に「気にしないように」とか、依存症の人に「そういう行動は控えるように」とか、そういうところには行かないことですね。

苦しんでいる方が、そういうところに相談しても苦しむだけですから・・。

指さし
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