精神科で働くということは命を懸けるということ

このブログでは、時々現状の精神科や心療内科のことをとやかく言っている部分もありますが、一番は精神科の病院というものにまっとうになって欲しい・・それだけの思いです。

精神科で働く医師やコメディカルにリスペクト

こう見えても、僕は、基本、精神科で働く、医師、看護師などのコメディカルに対してリスペクトしておりますなんせ、精神科病院って命がけなところもありますからね・・・

ハートを持つ医師

コロナの報道でもありますけど、医療者というものはいざという時には命をかけるものです。そういう人たちの日々の戦いというものを知らない、現場を知らない人間がとやかく言うものではないと僕はいつも思っています。その点、僕は、そういう戦場にいたので言う資格はあるのかなと思います(笑)

なので、これからも言わせてください(汗)

リスペクトしていて、お世話になったから何も言えない・・なんて変な話ですからね。

 

本当に、心、メンタルヘルス、精神・・そういうものを扱って、サービスを提供するっていうのは大変なんですよね・・・

例えば、グーグルとかで精神科・心療内科なんかを検索したら、口コミが書いてあると思いますけど・・。それを見ただけで「大変だな~」と思うぐらい、大変なんですよね。

僕の働いていた、岡山県精神科医療センターの評価なんて低い低い。看護師とか、医者の個人名も書かれて、名指しで批判されているし・・。ネットとはいえ、よくそんな個人名を書いて批判できるな・・なかなかやるなあ~と思いますね。しかも、書いている人も本名で書いてしまっている人もいて・・無茶ですね(汗)

それだけ、大変な人が押し寄せている、大変なところだということです。

 

ネットの書き込みなんて、ほとんど実害がないからいいですけど・・・

 

精神科病院での実体験

僕が病院で働いている時は、苦情の電話はバンバンかかってくるし、患者さんが病院に怒鳴り込んできて警察を読んだり・・。普通の精神科病院じゃあそういうことは時々ぐらいしかないですけど、前働いていた依存症の病棟だと薬物や酒に酩酊して、そんなトラブルはしょっちゅうありました。

胸ぐらつかまれて「殺すぞ!」とかね・・しんどいですよ~。

 

医者はもっと大変だったりします。診察室の中で、医者と患者さんは1対1。どこにも逃げ場所はないですからね(今は僕も同じですが・・)

でもね。実は、机の下にあるスイッチを踏んだら、ランプが点灯するようになっていて、危険を知らせれるようになっているんですよね。そうしたら僕ら看護師が救急コールをする。

「#9、○○病棟、第〇診察室」なんて院内放送を流したら、各病棟からドドドドドっと数十人の看護師が押し寄せたりね。

あの頃の僕は、いつ殺されてもいい・・なんて思って働いていたので、僕の方こそオカシイ人だったのかなあ・・と今になっては思いますね。

この前、依存症病棟の医者と話しましたが、医者が定着しないと嘆いていましたよ。医者だって人間ですから、脅されたり、殴られたりしながら働けないのでしょう。

 

ここでは言えないこともたくさんありますが・・。

だいぶ昔、入院を拒否された患者さんが、逆恨みをしてきて病院に乗り込んで来たことがありました。

20Lのポリタンクにガソリン入れて、それを2つ持って・・。1階の吹き抜け部分でそれを撒いてね。ライターを持って「火をつけるぞ!」ってね。

それでも病院の医者は、その患者に寄り添い、話を聞いて説得をするんですよね。

その時、僕ら、看護師はというと、全患者を中庭の安全なところに移動させて、その中には寝たきりの人なども全員ですよ。

その後は、警察が到着して、警察がさすまた構えている横に隠れて、患者さん(立て籠もりしている人)と、医者が火だるまになったら火消し?をするために毛布を持って構えていました・・

そういうこともあったなあ・・と、京都アニメーションの放火殺人事件があって、久しぶりに思い出しましたね

結局、火をつけようとした患者さんが、ライターから手放してくれたので、誰も死なずにすんだんですけど。京アニの事件を見ちゃうと、京アニよりもたくさんの人が死んでいても全然おかしくなかったし、僕も焼け焦げていたかもしれんなあ・・なんて思ったり。

・・まあ、こういう仕事をしていたらいろんなことがありますね・・

ライターの火

もちろん、これを読んでいくれているほとんどの人たちは、人を恨んで傷つけようとしたり、こんな怖いことをしようと考えている人はほぼいないでしょう。

どちらかというと、人に傷つけられることを過剰に恐れている人のほうが多いのではないでしょうか・・

とは言え、ここに書いたような、ネットに苦情を書き込んだり、病院に火をつけようとした人もその行動に至らしめた考えは「傷ついた」「傷つけられた」だと思うので・・被害者と加害者という立場は、表裏一体というか・・そんなことも思ってしまいますね。

命を懸けるという事

心、メンタルヘルス、精神・・そういうものを扱って仕事をしていくことは簡単ではないですね。

僕もそういう時がいつか来ても仕方がないことだとはいつも覚悟はしています。

普通の人の感覚では「なんで命をかけられるの?」そう思うでしょう・・。

正直、命をかけているという実感もないんですけどね(笑)

確かに、依存症病棟で働いていた時は「死んでもいい」と思っていたので、あの時は、命をかけてはいたんですけど・・。

今は命をかけているつもりはないです。自分の命は大切ですからね。

・・ただ、結局、命はかかっているんですよね。

 

でも、よくよく考えたら、みんな日々、命を削って生きているんです

それは、うつ病の方だろうが、引きこもりで身動きがとれない方だろうが同じだと僕は思っています。みんな命がけで、必死で、日々生きているんです。

ただ、僕の仕事は「命」というものがよく見える場所にいるから・・だから人の「命」のことも、自分の「命」のこともよく考える必要がある。たぶん、普通の人より「命」に対して実感があるんだろうと思います。

ただそれだけのことかなと思ったりします。

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