愛着障害は精神科で診断がつくような病気ではないです

愛着障害という言葉があります。
ちなみに、愛着障害は精神科で診断がつくような病気ではないです。

アメリカの精神医学者が言い出した言葉のようですが・・アダルトチルドレン、HSP(highly sensitive person)などと同じ、概念ですね。

愛着障害、平たく言うと、愛情不足で育った子というところでしょうか・・・

愛着(アタッチメント)、親子の触れ合いが不足している子供。
それは、どんな子供なのでしょうか?

そういった子供は、発達に遅れが出てきます。発育も遅かったりします。
体調も崩しやすく。風邪をひきやすかったり、胃腸が弱かったり、よく眠れなかったり。
愛着が不足しているわけですから、精神的にも影響が出てきます。

怯え、イライラ、落ち着きのなさ。自信のなさ(「自分なんていなくなればいい」などの発言)。嘘をつく(試し行動)。自傷行動(爪を噛む、髪の毛を抜く)。などなどの症状が出てくるようです。

これを、読まれている親御さんの中にも心当たりのある方もおられるかもしれません・・

そして、愛着障害の子供たちが大人になるとどうなっていくのでしょうか?
中には、大人になるにつれて、愛情を他者からもらい、ちゃんと大人になっていく人もいるのでしょうが・・・経験上、子供の時の愛着の不足というものは、なかなか解消しきれないことが多いように思います。
嫌な言い方ですが・・子供っぽい大人・・なんて言ったりしますが・・やはり、大人然とした大人にはなれないと思います。
アダルトチルドレン(注:子供っぽい大人という意味ではない)という言葉もありますが・・・アダルトチルドレンは、どちらかと言うと被虐待児みたいなイメージがあると思います(僕は違うと思っていますが・・)。

でも、アダルトチルドレンでも、愛着障害でも根っこは同じだと思っています。

僕は、このブログで、メンタルヘルスの問題の根っこには寂しさがある。
寂しさを治したいと何度かいってきていると思います。

愛着障害でも、アダルトチルドレンでも言い方はなんでもいいのですが・・・僕は、いつも寂しさを治したいと思っています。
愛着障害があると、寂しいですからね・・・
「寂しさ」については、今までのブログを参考にしていただけたらと思いますが・・・

大人の愛着障害の症状も、子供とそんなに大差はないように思います。

愛着(アタッチメント)が少ないですから、人とのコミュニケーションがうまくとれなかったり。自己不全感、自己効力感が低い・・言い方はなんでもいいですが、自分に自信がなかったり。何より寂しいですから。
人によっては虚しいとか・・。いろいろ表現はあると思いますが・・そんな感じです。

それと、これは私見ですが様々な精神疾患になりやすいと思います。
愛着障害があると不安障害、うつ病、さまざまな依存症になりやすいと思います。

そして・・・僕も愛着障害でした・・・
思い返せば、幼少、子供の時、ほとんど親とのかかわりはなかったです。
母親の温もり・・父親と遊んだ経験が、僕にはほとんどありません。
これが、愛着障害であった何よりの証拠かと思います。

これを、読まれているみなさんも、自分の過去、幼少の記憶をたどってみて下さい。・・・両親との愛着の記憶がどれぐらいありますか?

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