カウンセリングの基盤となる心理療法について

「意志の力や愛や薬では治らない病気がある」

という事を、少しは、お分かりいただけたと思いますが。
じゃあ、どうやって克服に導くのか、やっとその話をしていきたいと思います。

Ksセラピールームがカウンセリングを通して行っている心理療法

  1. 条件反射制御法
  2. 簡易PE法

全然聞いたことのない治療だと思います。
聞いたことがある人は、よほどアンテナが立っている人だと思います。

まず、条件反射制御法についてですが、これは下総精神医療センター 平井愼二 医師によって2011年に開発された画期的な治療です。

その前に、少し、下総精神医療センターという病院について説明をしないといけませんね。

下総精神医療センターについて

下総精神医療センターは全国でも珍しい薬物依存症の専門病棟がある病院です。
薬物依存症といっても、主に違法薬物です。
有機溶剤(シンナー)、危険ドラッグ(脱法ドラッグ)、覚せい剤などです。
そういった違法薬物の依存症の治療をしています。
他にも、放火癖、窃盗癖、最近ではストーカー治療などでも有名です。
いずれの病気も一般的には、それって病気なの?という感じかもしれません。
それどころか犯罪者というレッテルを貼って終わりかもしれません。
しかし、こういった依存症や癖を犯罪といって切り捨て、あるいは懲罰を過したとしても、同じことを繰り返すのです。

例えば、覚せい剤で逮捕され、懲役刑を受けた人、その再犯率は50%を超えます。
再犯率がです。再使用率を考えると、ほとんどの人が出所後、覚せい剤を再使用しているのが現状ではないですか。
つまり、覚せい剤を繰り返し使用する人に対して、懲罰は意味をなしてないわけです。
残念ながら、今の日本の法体系は依存症という、同じ過ちをわかっていても繰り返す病気に対して、不理解です。

・・・また、いつものように横道にそれてしまいました(笑)。
というように、わかっているのに犯罪行為を繰り返してしまう、そういった行動の病気に対する治療を下総精神医療センターの平井医師は長年おこなってきているのです。
そして、その長年の臨床経験から2011年に条件反射制御法という治療を開発するに至ったのです(素晴らしい)。

条件反射制御法

Ksセラピールームがおこなっている心理療法の一番大きな柱が条件反射制御法という治療です。

覚せい剤依存症の治療としての条件反射依存症

条件反射制御法は覚せい剤依存症など強力な依存行動を治療してきた実績のある治療法です。

しかし、2011年にできたばかりの新規的な治療なので、まだ知名度は低いかもしれません。
チャゲ&アスカの 飛鳥涼 氏がおこなった治療としても知られています。

とにかく、そういった強力な依存行動に対しても効果を示すわけですから、僕がカウンセリング対象としているような、わかっていてもやめられない行動に対しても、当然効果を示すわけです。

さて、肝心の、どういった治療かなのですが、わかっていてもやめられない行動の病気というものが、どういったメカニズムでおこっているのかということをまず説明しなければならなかったかもしれません。
それを説明しないと、おそらく伝わらないと思います。すみません。

とりあえず、心理療法の話と題して心理療法の話をしなければ、詐欺になるので。
条件反射制御法の簡単な説明をさせてもらいます。

条件反射制御法とルーティーン

条件反射制御法は対象の行動を止める、行動を消すということを目的とした、トレーニング法のように思っていただけたらいいかもしれません。
そして、全部で4つのステージからなる治療です。

各ステージは負の刺激ステージ、擬似摂取ステージ、想像摂取ステージ、維持ステージです。

全ステージを順調に進めば8週、2ヶ月で終了するようにできています。

触りの部分、負の刺激ステージのみ少し説明すると。
まず、ラグビーの 五郎丸歩 選手が試合中、ルーティーンをすることで有名だと思いますが、イチローでもいいですが、あのルーティーンは何の為にしていると思いますか?

カッコつけるためですか?集中するためですか?違うんです。

まず、一流のプロスポーツ選手は大体自分のルーティーンを持っています。
そして一流のプロスポーツ選手のすることには全て意味があるんです。

あの行動の意味は練習中の精神状態に戻すということです。
この、試合、残り時間わずか、そして、ブラウン管の向こうではたくさんの日本国民が応援している。
ここで決めればヒーロー、ここで外せば戦犯。
そういう状況では、どんな一流のプロでさえも普段より、萎縮し、緊張してしまう。
普段通りの能力が発揮しにくくなります。

そこでルーティーンです。ルーティーンをすることでスーっと練習中の精神状態、つまり平常心になるのです。
では、依存症の場合は、酒飲みたい、薬をやりたいという衝動性、それがルーティーンをすれば平常心に戻るわけです。
パニックやうつの場合も同様で、不安感でおかしくなりそうだ、気持ちが沈むというときにルーティーンをするわけです。

これらも、ルールに従って作らなければ効果は得られません。
プレゼンで緊張をほぐすために、手に人人人と書いて飲み込む、やったことがある人は多いと思いますが、おそらく効かなかったのではないですか?それはルールが守れていないからです。

ざっと、条件反射制御法の一つのステージの概要のみ書きましたが、なんとなく治療のイメージがつきましたかね?

オリジナル心理療法の簡易PE法

今回は、もう一つの治療の柱、簡易PE法についてお伝えしたいなと思います。

条件反射制御法は薬物依存症専門病棟で産まれた、依存症や癖の専門治療だと思って下さい。
簡易PE法は生きづらさやうつやパニック障害などの専門治療です。

やはり、生きづらさ、うつ、パニックなどの症状、病気のメカニズムをまず、書かなければ伝わらないかもしれません。
なので、同じようなことを繰り返し書かなくてはいけないかもしれませんね。

PE法について

とにかく、まず、PE(Prolonged Exposure)法とは何かです。
PE法はPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療法です。平たく言うとトラウマ治療です。

僕は生きづらさ、うつ、パニックなどもトラウマだと考えています。
何故ならトラウマという状態と同じように過去にとらわれているからです。

トラウマと言えば、ものすごいショックな出来事をイメージしますが、例えば震災や暴力、レイプなどです。
でも、生きづらさ、うつ、パニックなども同様にあの時のあの苦しい思い出が消えないことで(気づいてない場合もあるが)苦しんでいるのです。
そういったプチトラウマのようなものも僕はトラウマと呼んでいます。

エビデンスのあるトラウマ治療

トラウマ治療で一番エビデンス(治療的根拠)があるのがExposure(暴露)です。

PE法やEMDRという治療が特に有名です。
欧米では、英国の国立医療技術評価機構(NICE)ガイドライン(2005)が EMDRを有効性の高い治療法として推奨しています。
米国でも、全米アカデミーズ医学委員会報告で各種の薬物療法や精神療法の中でPTSDに対する有効性が確証された治療法は曝露療法のみであり、他の治療法のエビデンスは未だ不十分であると結論づけています。

しかしながら、それほどエビデンスが高い治療が日本の精神科病院、心療内科では残念ながら、ほとんど受けることができません。
やはり、日本の精神科医療は薬物療法を中心としているからです。
そもそも、生きづらさ、うつ、パニックなどの原因をトラウマとして、それらに対してトラウマ治療をしているのもKsセラピールームしかないのではないかと自負しています。

簡易PE法の説明

PE法とは米国ペンシルバニア大学の心理学者Dr.Foaが開発した治療法です。

しかし、簡易PE法はPE法の名前を使っていますが、PE法とは似て非なるものと思って下さい。
簡易PE法は条件反射制御法とPE法をミックスさせたような治療で、簡易に出来る、比較的、簡単に治ることから簡易PE法と名付けました。

もちろん、要はトラウマに対してExposure(暴露)をおこなうわけですから、そういう骨子の部分はPE法と共通してますから、PE法を作られたDr.Foaに尊崇の念はあります。ということで簡易PE法と名付けたわけです。

というのがざっくりとした簡易PE法の概要的説明です。
いや、これじゃあPE法の説明をしただけですやん。すみません。
また、いつか詳しく書きますから。

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