大麻合法化とハームリダクションについて

先日、元KAT-TUN田中聖さんが大麻を所持し逮捕され、確か、検査でも陽性反応が出たので大麻取締薬法違反で再逮捕?されたのかな?よく知りませんが(笑)。

その前は、元女優の高橋沙耶さんが大麻の所持、使用で逮捕されたのも記憶に新しいですね。

ついでに薬物の法律で、麻薬及び向精神病薬取締役法という法律がありますが、麻薬及び「向精神病薬」ですよ。
不思議ですね。麻薬(ヘロイン・コカイン)とみなさんが何の気なしに飲んでいる向精神病薬が同等に扱われているのは心外ではないですか?
まあ、それは、話が横道にそれてしまうので。今回はなしで。

さて、大麻でもマリファナでも、ハシシでも、なんでも呼び名はいいですけど。
よく聞く話「大麻はタバコより害がない」とか「大麻はアメリカなどでも合法化されつつある。日本でもすべき」とか。

高橋沙耶さんも医療大麻推進派でしたね。
でも、多くの良識ある大人は、この高橋沙耶さんや、田中聖さんの姿をメディアを通じて見てみて、どう思いますか?
「やっぱり、大麻は安全ね。合法化すべきね」とは思わないですよね(笑)。
やっぱり、普通は、大麻吸ってたらダメになると思うでしょうね。

まあ、その感覚で正しいと思いますよ。

ただし、依存性の薬物の使用を制限、強化する動きもWHO(世界保健機関)を中心に圧力がかかってきている昨今。
それも、いかがなものかな~と思うのが、僕の考えです。

結論から言うと、大麻はタバコより、脳毒性も身体毒性も低いです。
合法、非合法の差はあれど、タバコよりは毒性という点において安全です。

ただし、ただしなんですよ、依存性はタバコより大麻の方があります。
依存性と言っても、実は依存度の強さと、依存症になる割合の問題なんですよね。

例えば、お酒は人口比率でいったら、日本では飲酒者の約5%が依存症になると言われています。
それに比べて大麻は10%と言われています。

依存度の強さでいったら、モルヒネ・ヘロイン→覚せい剤→酒→大麻→タバコ みたいな感じかなと思います。

ほとんど、ここら辺の知識は、昔得たもので、このブログを書くために読み直してはないですが(汗)、概ねそんな感じだと思います。
だから、大麻が合法の国(オランダやアメリカの一部の州)もあるし、お酒が非合法の国(中東の国など)もあるということです。

じゃあ、そんな危ないものが、どうして合法の国があるのか?
良識ある大人は、「全部、禁止にしてしまえばいいだろ!」と思ってしまうでしょう。
この全部禁止、全部規制っていうのがさっき書いたこととつながっていくんですね。

僕は、全部規制には反対だということを書きました。
では、実際に、全部規制をした例をご紹介しましょう。

そこは、やっぱり、実験国家アメリカです。かつて、アルコールを法律で禁止したことがありました。
禁酒法という法律です。(1920~1933)

その結果どうなったかは、映画アンタッチャブルを見ていただいたら分かるのですが。酒の密造がおこなわれるようになり、それがマフィアの資金源になり、アメリカは暗黒の時代を迎えるわけですね。
有名なマフィアにアル・カポネっていうのがいましたね。

ですから、ノーテンキに全部禁止・全部規制なんて、人間の営みにおいて難しいのですよ。

分かっていただけましたか?

そして、聞きなれない言葉。ハームリダクションについての説明をしなければいけませんね。
ハームリダクションっていうのも、たぶん、オランダ発祥の考えや政策であったと思います(適当ですみません)。

始まりは薬物依存症者が注射の回し打ちをするのでエイズが蔓延するようになったことです。
その時に、行政が国内に蔓延する薬物を根絶やしにすることが難しいので、仕方がないので「注射の回しうちはいけませんよ~エイズになってしまうよ~」と注射器を無料で配布するようにしたわけです。

その方が、エイズになった方々への医療や福祉に掛けるコストも、薬物根絶に掛けるコストも抑えれるという、現実に即した考えや政策であるということです。
これを、ハームリダクションというワケです。

いいですか。仕方なく、現実に即した考えや政策ですよ。キレイ事では、どうにもなりませんからね。

さて、ここからオランダの大麻政策やアメリカの大麻政策になるワケです。
あれらは、ハームリダクションですよ。
オランダやアメリカでは、大麻を規制しきれないから合法化しただけの話です。ついでに課税して、税収にしてしまおうという。

一石二鳥ですね(笑)。

かの国の人々は大麻に依存性があるなんてとっくに知っていますよ。
ということで、僕は日本での大麻合法化は反対です(当たり前か)。

しかし、タバコや、お酒や、パチンコに対するきつ過ぎる規制も反対です。

どうですか?僕が矛盾して見えますか?
それは、人がなぜ依存するのか?というメカニズムを知れば、よりこの理由も分かると思います。

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