寂しくて、不安が強くて、恐怖心がある、強い怒りがある
精神的な病気とか、症状は山ほどありますが、基本、人の苦しみは上記のような、寂しさ、不安、恐怖、怒り・・そんなところだと思います。
他にも、あげればいろいろあるのでしょうが・・・
しかし、それらの苦しみはいったいどこから来るのでしょう・・・
あたり前の話ですが・・
すべての苦しみは過去から来ています。
昨日まで、普通だったのに・・・急に、ある日、突然に、ポンっと苦しさを感じるようになるという事はないのです。
ただ、体感的には、ある日、突然に不安と恐怖に襲われて、感情のコントロールができなくなった・・という人もいますが、そういう方たちも、実は、もっと昔からの苦しさが何かのタイミングで出てきただけなのです。
そう、前回、お話したトラウマと、そのフラッシュバックなのです。
本来、トラウマというのは命の危機に瀕した・・という条件でのみトラウマと称するのですが・・僕は、そういった寂しさ、不安、恐怖といった症状も、
過去のトラウマから来るフラッシュバックであると思っています。
さらに、もう少し補足をすると、カウンセリングでも、精神科・心療内科の診療であっても、過去の話をしないと、あまり意味がないです。
つい話をされる方も、話を聞く方も今の苦しみにフォーカスが当たりがちですが・・。
「今、こんなことが不安なんです」「こういった恐怖にさいなまれているんです」
「自律神経症状が苦しいです」
「旦那が許せれないです・・・」とか。
それに、対して「辛いですね・・・」と話を聞く。
そういう話をしてまったく意味がないとは言いませんが・・
残念ながら、回復のためには、あまり意味がないと僕は思っています。
苦しさの原因の話、その過去の話をしないと回復には至らないので・・原因である過去の話そしていくことこそが大事です。
そして、そこにある苦しさを吐き出すことができたら・・・。
それだけで、楽になったり、回復する人はいると思っています。
まあ、苦しみの原因に気づき、記憶を思い出させ。そこにあるネガティブな感情や思いを吐き出せるか・・というのは、そんな簡単なことではないのですが・・・
変わっていくために、回復していくために、過去の話をしましょう。
過去の苦しみを聞かせてください。