先日、岡山県精神科医療センターから電話がありました。
ご存知でない方もおられるかもしれませんが、センターは僕がK‘sセラピールームを開業する前に10年間看護師として働いていた職場です。
え・・何かな?また苦情かな?(以前、センターの患者さんを診ていたら医者から苦情がきたり。最近、センターの医者が絡んだ公判の意見書を書いたりしていたので)ドキドキして出たら。
センターのCP(臨床心理士・公認心理士)さんで。
そのCPと絡んだのなんて、センターの依存症病棟で、アルコール依存症家族向けの教室を一緒に立ち上げて以来なんで。約15年ぶりぐらいに話をして。
僕「なつかしいなあ~。それで、どうしました?」
CP:「実は地域連携室(電話を受けて予約などをしている部門)で最近、初診でカウンセリングを希望する患者さんが増えてきて、紹介したいんですけど大丈夫ですか?」
僕「マジで!ありがとう。地域連携室に菓子折り持っていくわ!」
CP:「いえいえ、大丈夫です(笑)」
僕「院長は知っているんですか?」
CP:「もちろん、知っていますよ」
僕「そーなん?時代が変わってきとるんかな・・。ちなみに、HPには記載されんわな?」
CP:「それは、されないです」
僕「そりゃあそうじゃわな」
そんな会話がありまして、なんとK‘sセラピールームが岡山県精神科医療センターからカウンセリングのご紹介をいただくこととなりました。
ホントかいな?と思うけど・・
そのCPも心理部門だとトップぐらいの人なので、そうなんでしょう。
今までも、個人的に付き合いのあるお医者さんとかから、紹介されることはありましたが。
病院からの紹介というのは、なんか感慨深いですね。
なんせ、岡山県精神科医療センターといえば、公的な病院ですし。日本でも指折りの精神科病院ですから。
そもそも僕なんか心理資格も持っていない人間ですし。
そんなことあるもんだなとビックリしています。
僕がセンターを辞める時に、院長から「あと5年経ったら、片山くんのやっているようなことができる病院になるので待って欲しい」と言われましたが。
院長のことは好きで、尊敬もしていましたが、僕は日本の精神科医療が変わることは向こう50年はないと思っていたので病院を辞めさせていただいたのですが。
カウンセリング需要が高まっていたり、センターがカウンセラーを紹介するという変化には、日本の精神科医療の未来に少しは希望を持っていいのかななんて・・・単純な人間ですね(苦笑)。
ちょっとこういうことがあったら、すぐに調子に乗ってしまいますね。
でも、K‘sセラピールームを開業して約8年。センターでの職歴も併せたら18年。
この18年積み重ねてきたものが、少しずつ浸透して、こういった形になってきたのかななんて思うと、ちょっと嬉しくなってしまいましたね。
岡山県精神科医療センターの院長先生、CPさん、などなど。この場をかりてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。