生きづらさは「さみしさ」というトラウマ

寂しさはトラウマ

生きづらさは、すべて医学的にトラウマと呼ばれるものであると僕は思っています。

もちろん、虐待が日常にあった人は、まぎれもないトラウマです。
しかし、トラウマという言葉を口にすると、だいたいみんな引いてしまうんですね(汗)。

まあ、プチトラウマでも、マインドブロックでもなんでもいいんですけどね。
僕は、トラウマ以外での表現は思いつかないので、やはり、すべてトラウマとしておきます。

トラウマについて

では、トラウマとは何か?少し書いていきたいと思います。
医学的には「私、トラウマなんだよね」っていうような軽口のようなものはトラウマではないということになっています。

では、どういったものがトラウマに相当するのか。
それは、震災などの災害、戦争やテロ、暴力や殺人、レイプといった、生命の危機といってもよいような、ショッキングな出来事に限るということになるでしょうか。
その後、PTSD(外傷後ストレス障害)になってしまうようなものかもしれません。

しかし、なぜ、同じように震災にあったとしても、PTSDになる人、ショックはあったけど乗り越えれる人がいるのか。
例え、些細な、いじめであってもPTSDとなってしまう人もいるでしょう。

実際に、人によったらささいなこと、と言われるようなことをいつまでも忘れることができない人がいます。
僕は、それらも立派なトラウマだと思っています。
どうして、そんなに些細なことに、傷つき、とらわれてしまう人がいるのか?
生きづらさについては、ここ何回かずっと書いてきたと思います。

原因は、幼少期、上手く愛されなかったことです。
根底にあるのはさみしさといってよいかもしれません。

馬

寂しさがトラウマである根拠

さみしさを抱えると、なぜ傷つきやすくなるのか?

トラウマというのは、日本語にすると心的外傷となります。
僕は、人によって傷やすさというのは違うのだから、どんな出来事であれ、心が傷ついたのなら、それは、立派なトラウマなんだと思っています。

幼少期、さみしい思いをした。
こんなことは核家族化が進んで、共働きが当たり前の現代社会では普通にあることだと思います。

しかし、幼少期のさみしさという、ささいなことで後の人生を大きく踏み外していく人も多いのです。

ある人は、弟が大病を患い、それに両親がつきっきりになって、ある期間とてもさみしい思いをした。
そして、大人になりパニック障害に。

ある人は、母が看護師で、しかも管理職をしていた。
両親ともに忙しく、子供の時にさみしい思いをした。
そして、大人になりギャンブル依存症に。

どちらも、両親との関係は悪くありません。
幼少期の一時期にさみしい思いをしたことがあるというだけです。

幼少期のさみしさとはそこまでのことなのか。
そこまでのことなのです(笑)。

まず、幼少期に1人になるということは、自然界ではありえないことです。
敵に襲われて、食べられる危険があるからです。

しかし、人間の世界では普通にありえます。
戸締りさえきちんとしておけば、安全が確保されるからです。

でも、これは、大人の、人間の勝手な解釈であり、都合です。

子供にとって、1人でさみしいというのは、生命の危機であり、立派にトラウマであると言えます。
人間も生命であることに変わりはないからです。

その後、いくら愛情を注いでも、さみしさは消えません。
トラウマとはそういったものだからです。

泣いてる子供

「寂しさ」の改善の方法

では、さみしさや生きづらさは治るのか、トラウマは治せるのかということを書いていきたいと思います。

実は、トラウマ、PTSDの治療ほど、科学的に有効性がはっきりと示されている病気はありません。
例えば、うつ病は薬物療法と認知行動療法ですが、認知行動療法は前に書いたように、なんでもかんでも認知行動療法なんですね。

ようは、ふわっとしたものなんです(汗)。

その点、トラウマ、PTSDの治療ははっきりしていてよいです(笑)。

トラウマ治療について

トラウマ、PTSDの治療は、欧米の治療ガイドラインでは、曝露療法というものが称賛されています。
アメリカでは、2007年の全米アカデミーズ医学委員会報告で、各種の薬物療法や精神療法の中でPTSDに対する有効性が確証された治療法は曝露療法のみであると結論づけています。

さらに、英国ではどうか、国立医療技術評価機構(NICE)ガイドライン(2005)ではEMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)を有効性の高い治療法として推奨しています。
ちなみに、EMDRも暴露療法の一種です。ちなみにPE法というのもあります。これも、暴露療法の一種です。

日本でも、暴露療法やEMDRをやっている人は多いと思いますが、僕の勤めていた岡山県精神科医療センターの医師も研修には行っていましたが、結局時間の都合なのか、薬物療法しかせず、臨床でやっているのは、ついぞ見たことがないので、なかなか一般的ではないのかなと思っています。アメリカやイギリスはうらやましい、しっかりとエビデンス(科学的根拠)のある治療をしている

でも、例え、暴露療法やEMDRをやっている先生をネットで探し見つけても、基本的に、さみしさや生きづらさはトラウマであるなんて誰も言ってないので
「さみしいんです、生きづらいんです、トラウマ治療して下さい」と言っても「そんなのトラウマじゃない」と一蹴されてしまうでしょう(笑)。残念です(泣)

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